綺麗な音に一生恋をしている

 

こんにちは、最終章です。

 

 

最近生の音を聴いていないんですよね。

画面から流れる音からしか音楽に出会えていない、これは一大事です。

前までは親と一緒に吹奏楽にもオーケストラにも、ピアノにも合唱にもなんでも行きました。大きなホールで聴く生の音というのは本当にわくわくしてドキドキしてしまうのです。親と知識量や感性が一緒なので、一緒に行くと楽しいです。逆にそれ以上だったりそれ以下だったりしたらあんまり楽しくないなと思います。あと絶対音感を持っていると具体的な音名を使ってどこが好きかとか語り合えるので好きです。あれは必須スキルだと思います。生きていく上では必要ないですが。

 

 

生の音が好きということですが、まず大前提として、私がホールという場所が好きというのがあります。元々舞台で演奏するのが好きだったので自然とどこの舞台も好きになりました。音楽との思い出がたくさんたくさん詰まった場所なのです。

幼い頃からエレクトーンのコンクールと発表会の年に2回、小学生の頃は筝の発表と合唱の発表、中学生の頃にはそれに加えて吹奏楽部の発表が年に数回と三味線の発表会、高校生の頃は合唱部の発表が年に数回ありました。多分。覚えている限りは。絶対に忘れてるのあるんですけど多分そのくらいです。

 

一番好きだったのはエレクトーンのコンクールと発表会をするホールでした。あの頃の私はちゃんと練習をしていてコンクールに出たら賞をもらえて、頑張ったな~て気持ちになれたしそれまでの友達と頑張る時間が好きでもありました。

それにコンクールには上手い人がたくさんいて、毎年会えるのが少し楽しかったです。直接話したことは無いけど私は相手のことを意識していて、それで多分相手も私を意識している、その関係性が好きでした。

それからなにより私はコンクールのあのなんとも言えない空気が好きでした。本番前のあの緊張と楽しみが混ざりあった感じ、舞台上では楽しみが勝っていつもミスするところも絶対にノーミスで弾けたこと、結果発表前の緊張感、コンクールの全部が好きでした。

 

発表会は同じくらいのレッスンを受けている子たちと毎年一緒に曲を弾くというものでした。私は下手な方だったので、というか本番までにゆっくり仕上げるタイプだったので合同練習の時はよく先生に叱られました。その時一緒に叱られている子と仲良くなって毎年一年に数回、その子に会えるのが楽しみでした。

 

どっちも楽しい思い出でした。ありがとうございました。

ピアノが楽しいと思わせてくれた先生へ。見ていますか。先生の厳しかったレッスンのおかげで私はピアノが大好きになりました。またピアノしてね。

 

はやく音楽を聴きに行きたいです。楽しみで楽しみでわくわくしています。

 

 

 

おしまい